2011年5月20日金曜日

住宅でも地中熱利用 効果調査2棟で見学会 青森

 青森県が普及を進める地中熱利用システムを導入した一般住宅の見学会が8日、青森市桜川で開かれた。県は今後、施主の協力を得て消費電力などを測定。地中熱エネルギーの経済効率や環境面での効果を調べる。
 県は二酸化炭素(CO2)の排出削減や産業振興を目指して2009年から2年間、住宅用地中熱利用システムの実証事業を実施。本年度は住宅メーカー2社に委託し、青森市内の新築住宅2棟にシステムを導入した。
 公開されたのは、日野建ホーム(青森市)が施工した高断熱?高気密の住宅(床面積約140平方メートル)で、地下50メートルの14?15度の地中熱を使うヒートポンプを設置した。地中熱は冷暖房に活用する。
 メーカー側の試算では灯油ボイラー方式に比べてCO2排出量は約6割に抑えられ、暖房費は月平均で約4000円削減できるという。
 地中熱利用システムの設置には約335万円がかかったが、県が日野建ホームに150万円を支払うため、施主はその分、負担が軽減される。
 県エネルギー開発振興課は「データや課題をまとめて(地中熱利用)システムの普及拡大に結びつけたい」と話している。

引用元:sun rmt

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