2010年5月20日木曜日

本島阿佐子さん:高崎在住のソプラノ歌手、いのりテーマに初のCD /群馬

 ◇西洋と日本の響き対比 グレゴリオ聖歌から雅楽まで
 高崎市に住むソプラノ歌手、本島阿佐子さんが、初のCD「いのり INORI」を31日、リリースする。「世界の共通語となっている『西洋音楽』と、日本人の細胞に刻まれ魂のレベルで受け継がれてきたはずの『日本の音』を対比させ、新たな響きを求めたい」と、記譜されて残る西洋音楽の中で
最も古いとされるグレゴリオ聖歌と、日本の雅楽などが収録されている。
 本島さんは高崎市生まれ。国立音楽大学、同大学院を経て、ウィーン国立音楽芸術大学、スイス?バーゼル音楽大学に留学。ドイツ歌曲、宗教曲を中心に学んだ。98年の国際バッハ?コンクール1位など数多くの受賞歴を持ち、現在は国立音楽大学専任講師。4月から1年間の予定で、国 アラド戦記 rmt webmoney
外研究員としてニューヨークに留学する。
 今回リリースされるCDには「Prayers of a Japanese Spirit」(日本人の魂の祈り)というサブタイトルがつけられている。本島さんは「ヨーロッパで『日本のものを歌ってよ』と言われ、いざ歌おうと思ったら西洋音階のものばかりで、思い当たらなかった。日本の本来の響きに返り rmt
、日本人だからこそ可能な表現で『日本の音』を世界に発信したかった」と言う。
 CDには、9世紀ごろから歌い継がれてきたといわれるグレゴリオ聖歌や、12世紀の作曲家ヒルデガルト?フォン?ビンゲンの作品など。日本の音楽は神楽の「朝倉音取」「其駒」や、「五木の子守唄」「さくらさくら」のほか、雅楽の笙(しょう)演奏者、東野珠実さんが山村
暮鳥の詩をもとに作った歌曲集も収録されている。
 本島さんは「1000年以上も前に遠く離れた地で奏でられた音には、どこか共通した懐かしい響きがある。心を癒やしたい時に聴いてほしい」と話す。
 CDは2500円(税込み?送料別)。購入はインターネットで音楽プロモーション会社「ガッティ」のホームページ(gatti?garden.com/m
otojima.html)へ。問い合わせは同社(電話03?5760?3437)。【増田勝彦】

3月28日朝刊

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引用元:ナイトオンライン(Knight) 総合サイト

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